自動撮影に挑む その5 オートパワーオフの誤算
2009 / 11 / 22 ( Sun )
その2で紹介した自動撮影用のストロボ電源。
その後、6V/9Ahのバッテリーで電源を何日ぐらい維持できるかテストをすることにした。
使用するストロボはサンパック製のPZ42X。実際に野外で自動撮影をするときはストロボを少なくとも
2灯使って撮影することを考えているため、同社のスレーブユニットDSU-01を装着。


その後、6V/9Ahのバッテリーで電源を何日ぐらい維持できるかテストをすることにした。
使用するストロボはサンパック製のPZ42X。実際に野外で自動撮影をするときはストロボを少なくとも
2灯使って撮影することを考えているため、同社のスレーブユニットDSU-01を装着。


「スレーブ」という機能は、メインストロボの光に同調させ同時に別のストロボを発光させるもの。2灯、3灯を使って立体感を出すような撮影が無線で行える。ものによってはスレーブ機能を内蔵しているストロボもあるし、そうでなくてもスレーブユニットを装着すれば同じことができる。DSU-01はプリ発光するストロボにも対応し、何回目の発光に呼応して光らせるかを設定できる、便利なスレーブユニットだ。
さて、バッテリー・ストロボ・DSU-01を繋いで電源を入れ、テストを開始。
何日もつかな・・・と考えながらチラチラ様子を見ていると、なんと20分も経たないうちにストロボの電源が切れてしまった。あれっ?よく見るとDSU-01の電源も切れている。慌ててPZ42Xの説明書を確認すると、オートパワーオフ機能により15分で勝手に電源が切れる、とある。
なーんだ、オートパワーオフか。じゃあこの機能をオフにすれば・・・
しかしいくら説明書を読んでも、オートパワーオフを解除する方法が載っていない。
実はPZ40Xはオートパワーセーブを解除できると書いてあったので、その兄貴分にあたるPZ42Xなら当然できると思ってきちんと確認しなかったのだ。せっかく買ったのに、自動撮影には使えない・・・
でも待てよ、サンパックはストロボの改造もしてくれると聞いたことがある。オートパワーオフ機能を無くす改造をしてもらえばいいのではないか?そこでさっそくサンパックに電話。
***************************************************************************************
やせがま:もしもしサンパックさんですか?実はこういうわけで・・・改造していただけないかと。
サンパック:うーん、最近のストロボはIC(集積回路)を使ってオート化してるので、改造はできない
んですよ。
やせがま:ああそうですか・・・。
あ、あとスレーブユニットのDSU-01も一定時間で電源切れちゃうんですけど。
サンパック:え?そんなはずはないな。DSU-01ですよね?ちょっと調べてみます。
***************************************************************************************
そして後日、サンパックから電話が。
***************************************************************************************
サンパック:実は調べてみたら、DSU-01は5分で電源が切れることがわかりました。
やせがま:ええ? 5分ですか!?
それじゃあちょっと不便なんですけど・・・これは改造できないんでしょうか?
サンパック:できないですねー、ICとか使ってるとどうしようもないんですよねー。
やせがま:ああそうですか・・・どうも・・・。
***************************************************************************************
というわけで、なんとも悲惨な結果に。
ストロボもスレーブユニットも、どれを使うかイチから検討しなおし、結局は同じサンパックのストロボ「auto36SR」とエツミのスレーブユニット「E-528」を使うことにした。

当初の機材と比べると、どちらも旧型だ。auto36SRはすでに生産を終了しているし、E-528はプリ発光に対応していない。光量の制御は完全にマニュアルでやるしかない。しかし自動撮影にはこれらの方が使えるということになった。
今回ことで、何でもかんでも自動化されるのが良いわけじゃないんだなあ、とつくづく感じた。
昔のサンパックのストロボは、良いものがたくさんあったように思う。今回使う36SRやB3000sなどは、すでに生産終了している古いモデルなのに、今でもプロが愛用しているという話をよく聞く。改造などの融通も利いたのだろう。
とりあえずはネットオークションなどを使って、auto36SRを買い漁る日々である。
ストロボの電源維持テストについては、また後日。
PZ42XとDSU-01、あわせて16,000円ぐらいが無駄になってしまいました。
かなり痛い出費です・・・
さて、バッテリー・ストロボ・DSU-01を繋いで電源を入れ、テストを開始。
何日もつかな・・・と考えながらチラチラ様子を見ていると、なんと20分も経たないうちにストロボの電源が切れてしまった。あれっ?よく見るとDSU-01の電源も切れている。慌ててPZ42Xの説明書を確認すると、オートパワーオフ機能により15分で勝手に電源が切れる、とある。
なーんだ、オートパワーオフか。じゃあこの機能をオフにすれば・・・
しかしいくら説明書を読んでも、オートパワーオフを解除する方法が載っていない。
実はPZ40Xはオートパワーセーブを解除できると書いてあったので、その兄貴分にあたるPZ42Xなら当然できると思ってきちんと確認しなかったのだ。せっかく買ったのに、自動撮影には使えない・・・
でも待てよ、サンパックはストロボの改造もしてくれると聞いたことがある。オートパワーオフ機能を無くす改造をしてもらえばいいのではないか?そこでさっそくサンパックに電話。
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やせがま:もしもしサンパックさんですか?実はこういうわけで・・・改造していただけないかと。
サンパック:うーん、最近のストロボはIC(集積回路)を使ってオート化してるので、改造はできない
んですよ。
やせがま:ああそうですか・・・。
あ、あとスレーブユニットのDSU-01も一定時間で電源切れちゃうんですけど。
サンパック:え?そんなはずはないな。DSU-01ですよね?ちょっと調べてみます。
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そして後日、サンパックから電話が。
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サンパック:実は調べてみたら、DSU-01は5分で電源が切れることがわかりました。
やせがま:ええ? 5分ですか!?
それじゃあちょっと不便なんですけど・・・これは改造できないんでしょうか?
サンパック:できないですねー、ICとか使ってるとどうしようもないんですよねー。
やせがま:ああそうですか・・・どうも・・・。
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というわけで、なんとも悲惨な結果に。
ストロボもスレーブユニットも、どれを使うかイチから検討しなおし、結局は同じサンパックのストロボ「auto36SR」とエツミのスレーブユニット「E-528」を使うことにした。

当初の機材と比べると、どちらも旧型だ。auto36SRはすでに生産を終了しているし、E-528はプリ発光に対応していない。光量の制御は完全にマニュアルでやるしかない。しかし自動撮影にはこれらの方が使えるということになった。
今回ことで、何でもかんでも自動化されるのが良いわけじゃないんだなあ、とつくづく感じた。
昔のサンパックのストロボは、良いものがたくさんあったように思う。今回使う36SRやB3000sなどは、すでに生産終了している古いモデルなのに、今でもプロが愛用しているという話をよく聞く。改造などの融通も利いたのだろう。
とりあえずはネットオークションなどを使って、auto36SRを買い漁る日々である。
ストロボの電源維持テストについては、また後日。
PZ42XとDSU-01、あわせて16,000円ぐらいが無駄になってしまいました。
かなり痛い出費です・・・

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コメント
思わずコメントを残してしまいました。
この経験は自動撮影の登竜門なんですね^^;
なので私はハードオフとかのジャンクコーナーで売っているCanonの古いストロボを使っています。ジャンクなので動作保障はないですが、電池パックを見て青さびがないやつを選ぶと大抵問題なく動きますよ!動かなくても価格が300円から500円前後なので、お金がない私にも輪ゴムで撃たれた程度のダメージです!!
ただ、トリガー電圧なども気をつけないといけませんが、オススメです!
この経験は自動撮影の登竜門なんですね^^;
なので私はハードオフとかのジャンクコーナーで売っているCanonの古いストロボを使っています。ジャンクなので動作保障はないですが、電池パックを見て青さびがないやつを選ぶと大抵問題なく動きますよ!動かなくても価格が300円から500円前後なので、お金がない私にも輪ゴムで撃たれた程度のダメージです!!
ただ、トリガー電圧なども気をつけないといけませんが、オススメです!
>>ともさん
そうですよね、自動撮影あるあるかもしれないですね(汗)
なるほど、Canonの古いストロボですか!
確かに安価でいい作戦かもしれないですね・・・!
私の方は、このブログで紹介したサンパックのストロボがほぼ全部
ダメになってしまいました。原因は不明ですが、コンデンサの劣化
かなあ?と推測しています。1~2週間ぐらいはずっと電源入りぱな
しのような使い方なので、ストロボには負担なのかもしれません。
そこで、仕方なく新品のストロボを1個、試験的に買ってみました。
CactusのRF60というやつで、オートパワーオフのキャンセル機能も
付いています。これでうまくいくといいのですが・・・
また何か情報があったらぜひ教えて下さい!
そうですよね、自動撮影あるあるかもしれないですね(汗)
なるほど、Canonの古いストロボですか!
確かに安価でいい作戦かもしれないですね・・・!
私の方は、このブログで紹介したサンパックのストロボがほぼ全部
ダメになってしまいました。原因は不明ですが、コンデンサの劣化
かなあ?と推測しています。1~2週間ぐらいはずっと電源入りぱな
しのような使い方なので、ストロボには負担なのかもしれません。
そこで、仕方なく新品のストロボを1個、試験的に買ってみました。
CactusのRF60というやつで、オートパワーオフのキャンセル機能も
付いています。これでうまくいくといいのですが・・・
また何か情報があったらぜひ教えて下さい!
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