湯の丸高原で見た虫たち
2011 / 07 / 31 ( Sun )
もちろんチョウ以外の昆虫たちにも出会った。
まあチョウと同様に記録写真ばかりだけど、一応掲載しておくことにする。

オレンジが鮮やかなスモモエダシャク。イネ科植物が邪魔・・・まあそれ以前に手ブレしてるけど。
片手でカメラ、片手でストロボをもって撮ることが多いが、筋力が無いのでプルプルする。
やっぱり三脚使わなきゃ。

繊細な模様のコナミスジキヒメハマキ。小さくて撮るのがたいへん。

何かシャチホコガの仲間かなあと思っていたら、アカイラガだった。
こいつの幼虫は正体不明の生命体みたいな怪しい姿をしているのだが、未だ見たことがない。

今回の遠征で2番目に気に入った生きもの、キスジホソマダラ。
黄色い翅はもちろん、メタリックブルーの体も美しい。花で吸蜜しているのをたくさん見かけた。
けっこう敏感で、撮影しようとするとすぐ逃げる。

ササの葉の上で赤くて小さい何かがピコピコ動いている。動き的にハエトリグモかな?
と思ってよく見たら蛾だった。セグロベニトゲアシガ。肢を持ち上げる動きの意味は何なのか。
ちなみに今回の同定はすべてSSくんまかせ。いつも助かります。

今回ぐっときた虫No.1はタカネアオハバチ。緑の体に青い目、なんとも魅惑的な昆虫だった。
こんな記録写真しか撮れなかったのが無念・・・・。

夏のアキアカネ。赤く色づく前のオレンジ色もなかなかに美しい。
この個体は秋になったらどこへ降りていくのかな。
3分の2は蛾でしたね....
まあチョウと同様に記録写真ばかりだけど、一応掲載しておくことにする。

オレンジが鮮やかなスモモエダシャク。イネ科植物が邪魔・・・まあそれ以前に手ブレしてるけど。
片手でカメラ、片手でストロボをもって撮ることが多いが、筋力が無いのでプルプルする。
やっぱり三脚使わなきゃ。

繊細な模様のコナミスジキヒメハマキ。小さくて撮るのがたいへん。

何かシャチホコガの仲間かなあと思っていたら、アカイラガだった。
こいつの幼虫は正体不明の生命体みたいな怪しい姿をしているのだが、未だ見たことがない。

今回の遠征で2番目に気に入った生きもの、キスジホソマダラ。
黄色い翅はもちろん、メタリックブルーの体も美しい。花で吸蜜しているのをたくさん見かけた。
けっこう敏感で、撮影しようとするとすぐ逃げる。

ササの葉の上で赤くて小さい何かがピコピコ動いている。動き的にハエトリグモかな?
と思ってよく見たら蛾だった。セグロベニトゲアシガ。肢を持ち上げる動きの意味は何なのか。
ちなみに今回の同定はすべてSSくんまかせ。いつも助かります。

今回ぐっときた虫No.1はタカネアオハバチ。緑の体に青い目、なんとも魅惑的な昆虫だった。
こんな記録写真しか撮れなかったのが無念・・・・。

夏のアキアカネ。赤く色づく前のオレンジ色もなかなかに美しい。
この個体は秋になったらどこへ降りていくのかな。
3分の2は蛾でしたね....

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湯の丸高原で見たチョウ
2011 / 07 / 24 ( Sun )
湯の丸高原は標高が2000mぐらいあるらしい。
関東の低ーいところにいては見られないチョウに会えるはず。
でもまあ仕事疲れもあり、気分転換できればいいやと全く気合いは入っていなかった。

SSくんの車からバスに乗り換え、終着点からは木陰を歩く。
ひらひらと寄ってきて服に止まったりするのはヒメキマダラヒカゲ。
こうして見ると、チョウの翅って平面じゃないんだなあとあらためて気づく。

置きっぱなしの軍手にはヒメキマダラヒカゲとクロヒカゲが群がっていた。汗がお好みか。

少し行くと木道のある広い草地に出る。強烈な日差しと気持ちの良い風。
大きな雲がもくもくして夏らしい雰囲気だった。
ここには希少なチョウが何種類か生息している。

そのうちのひとつ、ミヤマモンキチョウか!?
と興奮してシャッターを切るも、よく見ると普通のモンキチョウだったり。

ちょっとがっかりと思う間もなく、たくさんのチョウが目に入る。
どうやらミヤマモンキチョウもけっこうな数がいるらしい。
ネバリノギランで吸蜜するミヤマモンキチョウ(だよね?)。

アヤメを撮ろうとしているときに寄ってきて、慌ててシャッターを押した一枚。
ピンぼけ、被写体ブレ、斜めでひとつも良いとこなし。

アザミで吸蜜するウラギンヒョウモン。ヒョウモンチョウは何種類か飛んでいた。
あとクジャクチョウも時々横をすり抜けて行くのだけど、速くてカメラを向ける気が起きなかった。
普段はチョウに興味が湧くことは少ないのだけど、環境を変えるとまた楽しいものだなと思った次第。
でもやっぱり、成虫より幼虫を見てみたいなあとも思う。
チョウの飛翔を撮れる人には憧れます・・・・
関東の低ーいところにいては見られないチョウに会えるはず。
でもまあ仕事疲れもあり、気分転換できればいいやと全く気合いは入っていなかった。

SSくんの車からバスに乗り換え、終着点からは木陰を歩く。
ひらひらと寄ってきて服に止まったりするのはヒメキマダラヒカゲ。
こうして見ると、チョウの翅って平面じゃないんだなあとあらためて気づく。

置きっぱなしの軍手にはヒメキマダラヒカゲとクロヒカゲが群がっていた。汗がお好みか。

少し行くと木道のある広い草地に出る。強烈な日差しと気持ちの良い風。
大きな雲がもくもくして夏らしい雰囲気だった。
ここには希少なチョウが何種類か生息している。

そのうちのひとつ、ミヤマモンキチョウか!?
と興奮してシャッターを切るも、よく見ると普通のモンキチョウだったり。

ちょっとがっかりと思う間もなく、たくさんのチョウが目に入る。
どうやらミヤマモンキチョウもけっこうな数がいるらしい。
ネバリノギランで吸蜜するミヤマモンキチョウ(だよね?)。

アヤメを撮ろうとしているときに寄ってきて、慌ててシャッターを押した一枚。
ピンぼけ、被写体ブレ、斜めでひとつも良いとこなし。

アザミで吸蜜するウラギンヒョウモン。ヒョウモンチョウは何種類か飛んでいた。
あとクジャクチョウも時々横をすり抜けて行くのだけど、速くてカメラを向ける気が起きなかった。
普段はチョウに興味が湧くことは少ないのだけど、環境を変えるとまた楽しいものだなと思った次第。
でもやっぱり、成虫より幼虫を見てみたいなあとも思う。
チョウの飛翔を撮れる人には憧れます・・・・

湯の丸高原へ
2011 / 07 / 18 ( Mon )
元職場の上司、先輩、同僚とともに湯の丸高原に行ってきた。
高原という響きになんとなく認識が甘くなり、日焼け止めも忘れてしまったため、
両腕が真っ赤っかになってしまった。痛くてしょうがない。
それにしてもひさびさのフィールド、ひさびさの撮影は楽しかった。

実はプー太郎生活8ヶ月にしてアルバイトが決まり、先月から働いている。
アルバイトと言っても週5日、9時~18時なので拘束具合は普通のサラリーマンと変わらない。
慣れないうえ、ひさびさの社会生活で疲れがたまり、休日は撮影に行く気が起きない。
ここのところブログ更新がほとんど出来なかったのは、そのため。
しかし今回は3連休とあって、一日だけ遊びに行ってきたというわけ。3連休って素晴らしい。
毎日見てくださる方には本当に申し訳ないです。
湯の丸ではロクな写真が撮れなかったけれど、記録として少しずつ更新するつもりです。
高原という響きになんとなく認識が甘くなり、日焼け止めも忘れてしまったため、
両腕が真っ赤っかになってしまった。痛くてしょうがない。
それにしてもひさびさのフィールド、ひさびさの撮影は楽しかった。

実はプー太郎生活8ヶ月にしてアルバイトが決まり、先月から働いている。
アルバイトと言っても週5日、9時~18時なので拘束具合は普通のサラリーマンと変わらない。
慣れないうえ、ひさびさの社会生活で疲れがたまり、休日は撮影に行く気が起きない。
ここのところブログ更新がほとんど出来なかったのは、そのため。
しかし今回は3連休とあって、一日だけ遊びに行ってきたというわけ。3連休って素晴らしい。
毎日見てくださる方には本当に申し訳ないです。
湯の丸ではロクな写真が撮れなかったけれど、記録として少しずつ更新するつもりです。

福島県、そして郡山市 原発事故の影響
2011 / 07 / 12 ( Tue )
5月に浜通りを訪れた際、海沿いを南下していくと検問に行き当たった。
4月22日より始まった、警戒区域の検問だった。

〈2011年5月5日〉
南相馬市、福島第一原発からほぼ真北に20kmの地点。
おだやかな春色に染まった里山風景の中、そこだけが異質な空気だった。

〈2011年5月5日〉
そのすぐ脇にあるコンビニ駐車場の一画は自衛隊の待機所のようになっていて、ここで防護服を脱ぎ着する人もいた。
コンビニの中に入ると、少ないながらに食べ物も陳列されていた。

〈2011年5月5日〉
交通量の少ない道は無人での通行止め。
あちこちに津波で壊れた車が見られた。

〈2011年5月5日〉
災害対策基本法により立入禁止。
コンビニで降りた以外は車の窓を開けず、ほとんど人影のない南相馬市や飯舘村を通って郡山へ帰った。
あくまで個人的な感覚だが、郡山市では外を歩いている人の9割がマスクをしていない。
初めは「いったい何を考えているんだ」と思ったが、実家に二週間滞在してみてよくわかった。
あまりにもこれまでの日常と変わらないのだ。放射能は無色無臭、何も感じない中で生活して
いると「危険だ」という感覚はあっという間に薄れてしまう。それはもう驚くほどに。
自分と家族を守るのは「正しい情報」そして「強い意志」だけだと思った。
さて、母親が友達から線量計を借りてきて家の周りを測定したというので、数値を書き留めておいた。
*********************************************************************************
2011年5月31日 郡山市大槻町某所の放射線量 (単位はマイクロシーベルト/時)
室内(団地4階)-------------------------0.11
室内 北側窓際(団地4階)-------------0.20
玄関の三和土(団地4階)---------------0.16
ベランダ 鉢植えの土(団地4階)------0.30
団地1階のコンクリ-----------------------0.53
団地周辺の地面---------------------------1.72
*********************************************************************************
4階はかなりマシな方だ。しかし地面の線量はかなり高い。
一年中そこに滞在していると仮定すれば、15ミリシーベルト/時を超えてしまう。
「ずっと外にいるわけないだろ」という意見もあり、確かにその通りなのだが、内部被曝のことも
考えなくてはならないし、低線量被曝の影響だって科学的にはまだまだわからないことが多い。
また、郡山はとても風が強い。強風が吹くたびに、砂埃とともに放射性物質が舞い上がって、人々の
肺を汚染しているのではないかという心配もある。
国が避難命令を出してくれさえすれば苦しまなくて済む人がどれだけいるだろう。

〈2011年5月11日〉
いつも犬の散歩に行く郡山カルチャーパークの周辺、田んぼでは例年と変わらず田植えが行われていた。

〈2011年5月25日〉
もし豊作になっても、この米は食べられないだろうし、食べるべきではない。
農家の方は辛いだろうけれど、出荷はせず、国や東電の補償を得ることを考えてほしいと思う。
郡山市のスーパーでは福島県産や茨城県産の野菜が大半を占めている。
まじめに安全性を考えるなら、西日本から取り寄せるしかないのが実情だ。
この記事をアップした7月12日には、南相馬市から出荷された牛肉から基準値を越える放射性セシウムが
検出され、しかもそれが全国に流通してすでに消費されているとニュースが報じた。
よく「風評被害が困る」という話を耳にするが、実際に汚染されていれば、それは「風評」ではない。
テレビの情報や役所の対応に身を任せているだけでは、安全は確保できない。
それが2011年の現実と、認めなくてはならないと思う。
4月22日より始まった、警戒区域の検問だった。

〈2011年5月5日〉
南相馬市、福島第一原発からほぼ真北に20kmの地点。
おだやかな春色に染まった里山風景の中、そこだけが異質な空気だった。

〈2011年5月5日〉
そのすぐ脇にあるコンビニ駐車場の一画は自衛隊の待機所のようになっていて、ここで防護服を脱ぎ着する人もいた。
コンビニの中に入ると、少ないながらに食べ物も陳列されていた。

〈2011年5月5日〉
交通量の少ない道は無人での通行止め。
あちこちに津波で壊れた車が見られた。

〈2011年5月5日〉
災害対策基本法により立入禁止。
コンビニで降りた以外は車の窓を開けず、ほとんど人影のない南相馬市や飯舘村を通って郡山へ帰った。
あくまで個人的な感覚だが、郡山市では外を歩いている人の9割がマスクをしていない。
初めは「いったい何を考えているんだ」と思ったが、実家に二週間滞在してみてよくわかった。
あまりにもこれまでの日常と変わらないのだ。放射能は無色無臭、何も感じない中で生活して
いると「危険だ」という感覚はあっという間に薄れてしまう。それはもう驚くほどに。
自分と家族を守るのは「正しい情報」そして「強い意志」だけだと思った。
さて、母親が友達から線量計を借りてきて家の周りを測定したというので、数値を書き留めておいた。
*********************************************************************************
2011年5月31日 郡山市大槻町某所の放射線量 (単位はマイクロシーベルト/時)
室内(団地4階)-------------------------0.11
室内 北側窓際(団地4階)-------------0.20
玄関の三和土(団地4階)---------------0.16
ベランダ 鉢植えの土(団地4階)------0.30
団地1階のコンクリ-----------------------0.53
団地周辺の地面---------------------------1.72
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4階はかなりマシな方だ。しかし地面の線量はかなり高い。
一年中そこに滞在していると仮定すれば、15ミリシーベルト/時を超えてしまう。
「ずっと外にいるわけないだろ」という意見もあり、確かにその通りなのだが、内部被曝のことも
考えなくてはならないし、低線量被曝の影響だって科学的にはまだまだわからないことが多い。
また、郡山はとても風が強い。強風が吹くたびに、砂埃とともに放射性物質が舞い上がって、人々の
肺を汚染しているのではないかという心配もある。
国が避難命令を出してくれさえすれば苦しまなくて済む人がどれだけいるだろう。

〈2011年5月11日〉
いつも犬の散歩に行く郡山カルチャーパークの周辺、田んぼでは例年と変わらず田植えが行われていた。

〈2011年5月25日〉
もし豊作になっても、この米は食べられないだろうし、食べるべきではない。
農家の方は辛いだろうけれど、出荷はせず、国や東電の補償を得ることを考えてほしいと思う。
郡山市のスーパーでは福島県産や茨城県産の野菜が大半を占めている。
まじめに安全性を考えるなら、西日本から取り寄せるしかないのが実情だ。
この記事をアップした7月12日には、南相馬市から出荷された牛肉から基準値を越える放射性セシウムが
検出され、しかもそれが全国に流通してすでに消費されているとニュースが報じた。
よく「風評被害が困る」という話を耳にするが、実際に汚染されていれば、それは「風評」ではない。
テレビの情報や役所の対応に身を任せているだけでは、安全は確保できない。
それが2011年の現実と、認めなくてはならないと思う。
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