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ホンドテンのロードキル

大沼を出発し、温泉に向かう赤城山中の県道251号。
黄色の毛が美しい哺乳類が、車に轢かれて死んでいた。
テンだ。
ホンドテンのロードキル1

テンは冬の毛色がとても鮮やかで、白い顔と黄色い体が印象的である。
夏はもっと茶色っぽいのを想像していたが、かなり個体差があるようだ。
テンのロードキル2
撮影後、死体を近くの林の中に移動させた。
まだ腐敗臭がしなかったから、この朝方に死んだばかりだろうと思う。
しかし季節は夏、しかも猛暑日続き。きっと、あっという間に毛と骨だけになるだろう。

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21:32 | 哺乳類 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

キベリタテハ おもて見せて!

ここしばらく、何もやる気がしない。数少ない趣味である野生の生きものや写真撮影にすら、心が動かない。色々と無理をしすぎたのかもしれない。こういう燃え尽き症候群というか、精神疲労みたいな問題は回復がなかなか難しい。経験上、時間が解決してくれるのを待つ以外ないと思う。

さて、そんなわけでせっかくの夏休みもぐだぐだと過ごす。ずっと家にいるのは、それはそれで精神上良くない気がするので、温泉にでもつかってのんびりすることにした。遠くまで行くのは面倒なので、JR高崎線一本で行けるところで群馬方面に向かう。群馬といえば赤城山だろう(?)。山中の道を通って温泉に向かう。赤城山には大沼、小沼、覚満淵などの水域や湿地があるらしい。とりあえず大沼に寄ってみた。

・・・単なるレジャー系の観光地だった。
手漕ぎボートだのモータボートで遊ぶ人々。
湖水浴をする親子連れ。錦鯉に餌をやるおばさん。

まあ別に生きものを見たかったわけでもない。
トイレにでも寄ってさっさと行くか・・・と、1匹のチョウが飛んできて自分の背負っているリュックにとまった。ええ?うそ!?
なんとキベリタテハだ。あまりチョウに興味がない自分でも、こいつには憧れがある。
これまではほんの一瞬、すれ違ったことぐらいしかなかった。
それが今、目の前に。よく見れば湖畔の砂地で何個体もが吸水している。
キベリタテハ

思わぬ出会いに、生きもの熱が少し頭をもたげる。しかし持っているのはコンデジだけ。
キベリタテハは近づかせてはくれるものの、なかなか羽を開いてくれない。
このチョウはなんといっても表面(おもて)が美しいのだ。
たまに一瞬だけ開くが、コンデジではとてもその瞬間をとらえられない。
強い日差しの下、しばらく粘ったが気力続かず、あきらめることにした。
そのうち生きもの熱が復活したら、一眼レフを持ってリベンジに来よう。  人気ブログランキングへ
16:32 | 昆虫類 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑