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モグラ塚の誘惑

相変わらず年度末モードを抜けられない。ブログの更新も約1ヶ月ぶりとなってしまった。
気付けば梅が開花、アカガエルが産卵、次々と早春の便りが情報としては舞い込んでくる。しかし遊びに行く余裕がないので、全く実感が湧かない。落ち着けるのは、例年通り3月下旬だろうか・・・。

さて、一昨日は本庄市の現場。例によって、寒空の下ひたすら定点でじっとしているという仕事である。
朝から降っていた雨が上がると、午後はよく晴れた。芝生張りで他に何も無い定点だったが、見晴らしは良く、本庄市の町並みの向こうに山が見える。帰ってからgoogle earthで調べてみたが、おそらく手前が袈裟丸山、奥の白くて高い山が皇海山(すかいさん)ではないかと思う。しばし眺めて癒される。
皇海山
本庄市の町並みと群馬の山々 NikonD70s AF-SNIKKOR70-300mmVR

足元を見ると、ボコボコとたくさんの土山が。おお、なにも無いと思ったけどこれがあったか。
この土山は「モグラ塚」と呼ばれるものである。モグラがトンネルを掘りまくって、邪魔になった残土を地上に押し上げるために出来るのだ。
モグラ塚
たくさんのモグラ塚 NikonD70s SIGMA17-70mm

硬く踏みしめられた地面であっても、この土山はやわらかい。実はこれを踏むのが私のひそかな楽しみで、たくさんのモグラ塚を見つけると思わずやってしまう。ふんわりした土の感触を足裏で楽しみながら、「ああ、足の下のトンネルではいま落盤事故が起きているのかもしれない。モグラよごめん」という思いが頭をよぎる。小さな快感と小さな罪悪感、でもきっと次に見つけたときも快感への誘惑が勝ってしまうんだろうなあ。
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00:16 | 哺乳類 | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑