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自動撮影に挑む その10 イメージに近づく

自動撮影装置をタヌキのためフン場に設置し、色々と調整をしてみた。
そうしてようやく、自分が撮りたいと思っていたイメージにやや近い写真が撮れた。
初のまともなタヌキ画像
大好きな冬毛のタヌキ。

ためフンの上には落ち葉が降り積もり、よく見ればタヌキの背中にも1枚のっている。


ただ、タヌキの顔右側は真っ黒。
実はトップライトのストロボが壊れてしまい、1灯のみの撮影に切り替えたためだ。
これを修理して2灯撮影ができるようになれば、もっと良い写真が撮れるはず。

自動撮影への挑戦はつづく。


2014年11月22日 0:46  東京都 狭山丘陵
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07:00 | 機材 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

自動撮影に挑む その9 最初の一枚

1年以上前の話になってしまうが、自作した自動撮影装置のデビュー戦のお話。


大好きなフィールド、山形県小国町をその場に選んだ。
ブナ林の中でけもの道を見つけ、そこにカメラを仕掛ける。
最初の一枚 セッティング
セッティングはこんな感じ。
カメラとメインストロボは有線。少し角度をつけて照らす。
その発光にスレーブで連携させるのが、長竿でほぼ真上に吊るしたストロボ2。

最初の一枚 準備
写る風景は、これを夜にした感じ。
ぬいぐるみの位置に動物が写る想定だ。


次の日の朝、カメラを確認すると、何枚かシャッターが切れていた。
そして唯一、動物が写っていたのがこの写真。
最初の一枚
美しい冬毛のホンドテン・・・・・の、顔以外が写っていた。
苦心した割にライティングが面白くないのは、上から吊るしたストロボ2が発光しなかった可能性。
チャージが間に合わなかったか、接触不良で作動しなかったか。

当然、作品と呼べるような写真ではない。実際にフィールドで使ってみて、機材の課題点、反省点はありありだ。
しかし、自分にとっては5年越しの、ようやく撮れた最初の一枚。
この日は嫁さんとささやかな祝杯をあげた。


2013年5月26日 山形県小国町
21:30 | 機材 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

新しい中望遠マクロ

ひさしぶりにレンズを購入した、というか買ってもらった。嫁さんから、資格取得のご褒美にと。ありがたい。最も使用頻度が高いレンズの一つである中望遠マクロをリニューアルしたいとずっと思っていたから。
歴代の中望遠マクロ
左)タムロン SP AF 90mm F/2.8 MACRO(72E)
中)シグマ  AF 105/2.8 MACRO EX DG
右)タムロン SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(F004)

これまで購入してきた歴代の中望遠マクロ。
左が14年ほど前、PENTAXのZ-1Pを使っていた頃に購入したタムロン90マクロ。さんざん使ってあちこち歪んでいるため、中古屋に売りようもないと今でも家に置いてある。かなり気に入っていた。

真ん中は初めてデジタル一眼レフを導入した時に一緒に買ったシグマ105マクロ。spatica氏がフィルム時代にシグマの105で良い写真を撮っていたので、タムロンからシグマに乗り換えた。しかし使ってみて、問題はレンズではなく腕だとすぐに気づいたのだった。良いレンズだが、左手にストロボを持って右手だけでカメラを扱うことが多くなってから、AFが遅くてお馬鹿なのが辛くなった。AFとMFの切り替えが2段階で面倒だったり、手ブレ補正がないのも手ブレ量産型の自分には厳しいと感じることが多くなった。

そして一番右が今回購入した最新型のタムロン90マクロ。写真でみると一回り大きいが、持ってみるとまったく気にならない。焦点距離はフルサイズ換算で135mm、今まで使ってきたシグマが換算158mmでちょっと長いなと思っていたので、ちょうどいい気がする。そして超音波モーターAF、手ブレ補正機能、フルタイムMF、インナーフォーカスと、欲しい機能は全部詰め込んである感じ。季節も良いし、ますますフィールに出るのが楽しくなりそう。
15:00 | 機材 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

自動撮影に挑む その8 カメラとストロボのケース

3歩進んで2歩下がり、そのまま1年お休み~
という感じで進めてきている自動撮影装置の製作だが、カメラとストロボのケース製作は最も時間がかかった作業の一つだろうと思う。既成品でいければ楽だったのだが、ちょうど良いサイズが無かったり値段が高すぎたりで、結局自分で制作することにした。
自動撮影-本体ケース
耐久性という点では不安だが、とりあえずサイズが良かったプラケース。たしか100円ショップで315円で売られていたやつだったと思う。色は透明だったので、スプレーで塗装した。

自動撮影-本体ケース蓋開け
フタを開けるとこんな感じ。穴あけ、金具つけを施してある。密封容器でないので、なぐさめ程度にしかならないかもしれないけれど隙間テープを貼ってみた。花形フードみたいなヤツはレンズ部分の雨避けで、これまた100円ショップで購入したプラスチックの容器。金工バサミでジョキジョキと切って塗装した。バヨネット開閉式のフタを本体ケースに接着してあり、レンズフードと同じ感じで取り外しできる。

自動撮影-ストロボケース
こちらはストロボのケース。これはもう見るからにタッパーで、たしか味噌とか入れるヤツだったかと思う。これにも穴あけや金具つけを施した。半透明なのでこのまま発光できそう。

自動撮影-ストロボケース蓋開け
中身を出すとこんな感じ。ストロボ本体、電池ケース、その他が納められている。もうちょっと小さくしたかったが、まあ仕方がない。

自動撮影-全道具
さて、本当に長い期間かかってしまったが、とりあえずはこれでひと通りの装備が揃ったことになる。まずは野外で使い物になるかどうかのテスト。すべての部品、装置がちゃんと仕事をしてくれるといいのだけれど・・・。
15:00 | 機材 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

自動撮影に挑む その7 カメラ電源の再考・再々考

自動撮影に関する記事はなんと3年ぶり。
その間、製作はほぼ完全ストップ。忙しすぎて時間ややる気を失っていたせいだが、ここへきて情熱再燃。
少しずつ作業を進めている。

まず書くべきはカメラ電源の再考について。
3年前のこの記事で、カメラ専用リチウム電池では容量が足りないため、大きなバッテリーを導入したのだが、実はカメラ電池で十分足りていた、ということを書いた。しかしこれが大きな間違い。このとき使っていたD70sでは、赤外線センサに接続した待機時にシャッターがずっと半押し状態になり、電池をあっという間に消耗してしまうことが判明した。バッテリーを使っても一週間保たないという有様。

そこで仕方なくカメラ電源を再考。
下の写真のように重さ10kg以上ある大容量の12Vバッテリーを使い、そこからインバータを用いて100Vに変換、それをD200用のアダプタ「EH-6」でカメラに入れるという作戦をとった。D70s用のアダプタの値段が高かったので、安く手に入るD200を使うことにしたのだ。
カメラ電源再考セット
インバータもそこそこ良い物を買ったので、総額で25,000円ぐらいになってしまった。しかし結果はまあまあで、数日は確実に保ちそう。よしよしと思っていたところ・・・・

なんとD200の場合、赤外線センサに接続した待機時に「半押ししっぱなし」にならないことが判明。ただ電源を入れて置いている状態でいられる、つまり電力をほとんど消費しないことがわかったのだ。がーん、25,000円が・・・しかしまあ嬉しい誤算ではあった。山の中を10kgのバッテリーを抱えて歩くのはしんどいので。

そこでカメラ電源は再々考。現在はバッテリーなど一切使うことなく、標準電源のリチウム電池のみで進めている。真冬の低温化でも一週間以上保つことがわかったので、かなりシンプルに組むことができそうだ。
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新ボディ + 新レンズ

D7000と10-24mm

ニコンのD7000とAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDを購入。これまで使ってきたD70sと比べるとあまりにも能力が上がっていて、最低限の機能を把握するのも一苦労。D70の発売から約6年半、こんなに変わるものかと驚いてしまった。

ちょっとテスト撮影。隣の駅前のお寺を散歩してみると、厳寒期にも関わらずアカタテハがロウバイで吸蜜していた。10-24mmは22cmまで寄れて、最大撮影倍率は0.2倍。もっと寄れるのだが、意外にも元気な個体で逃げられてしまった(この写真はトリミングしてある)。
厳寒期のアカタテハ

こちらは日光の大きな杉の木。10mmは35mm版換算で15mmの超広角だから、遠近感がものすごく強調される。扱いが難しそうだが、どんな写真が撮れるのか楽しみでもある。
日光の大杉


さて2/1~17日の間、南アフリカ共和国に行っている予定。今回の機材はそれに合わせて購入したもの。無職の身にはでっかい買い物だったが、8年半働いた自分へのご褒美....というありがちな言葉で自分を正当化した。帰国したら頑張ってリクルート活動しよう....。

というわけでしばらくの間出かけてきます。携帯は持っていかないため、連絡が取れなくなります。無事に帰国したらその内容をご紹介出来ればと思います。人気ブログランキングへ
22:23 | 機材 | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑

名品 サンパック B3000S

B3000S-1
生きもの写真、特に夜行性の種や昆虫のような小さなものを撮影するためには、ストロボは欠かせない機材。マニュアルでの光量調整機能が付いているのが望ましい。このB3000Sはもちろんその機能を備え、光量もそこそこ大きく、既に生産終了となっているが、未だにプロにも愛用されているストロボ。

一番の特徴は本体を横に倒したり、発光部を上下に動かしたりとフレキシブルな使い方ができること。カメラメーカー純正のものも含めて、現行機種でこんなにユニークなものは無いのではあるまいか。自分もずっと欲しかったのだが、もう新品では手に入らない。昨年末にヤフオクで発見し、即ポチっとしてしまった。送料も含めて5000円弱、美品だったのでいい買い物だと思う。
B3000S-2
最近(発売はちょっと前だが)のストロボで感心したのは、ソニーの「HVL-F58AM」。本体をクルッと回すことができ、縦位置撮影時にもバウンスがしやすくなっている。これはナイスアイディア!
B3000Sにも負けないユニークさだ。開発者に拍手である。サンパックを始め、最近のストロボメーカーの商品には心ひかれるものがない。もっと面白くて使いやすい機種を発売して欲しい。

サンパックには貧乏学生時代にお世話になったので、ぜひ頑張って欲しいです... 人気ブログランキングへ
18:29 | 機材 | comments (3) | trackbacks (0) | edit | page top↑

自動撮影に挑む その6 秋月のセンサキットを試す

ここしばらくは内勤ばかりで、生きものの写真を撮るチャンスが無い。
仕方がないので、工作をちびちびと進めたりする。

その1で作成したセンサは動作が不安定で、一旦は症状が落ち着いたのだがその後また悪化、実戦では使えないことがわかった。その代わりということで、秋月電子で販売している焦電型赤外線センサキットver.2(K-00101)を購入してみた。必要な部品が揃っている上、専用基盤が付属しているので組み立ては非常にラク。裏側の配線を考えず、部品のハンダ付けだけすればいいのだ。
秋月赤外線センサキット

一つ心配だったのは、センサの信号によってリレーをON/OFFさせる仕組みであること。前に作ったセンサはすべてが電気信号のやりとりだったので、反応速度が速かった。しかしリレーのON/OFFという物理的な動作が間に入ると、タイムラグが大きいのではないかと予想された。

とにかく作ってみた。これが完成したセンサ↓。
秋月赤外線センサキット完成図
まずは動作だが、かなり安定している。1回生体をキャッチすると1秒間信号が流れてきちんと止まる。うん、これに関しては上々だ。次にタイムラグだが、やはり大きい。測定したわけではないが、生体キャッチからシャッターが切れるまで、0.1秒前後ぐらいのタイムラグがあるように感じる。これだと瞬間を切り取るような写真は撮れそうにない。その4で書いたが、シャッタータイムラグ0.05秒を縮めるためにD200を購入したのだ。ここで0.1秒ものライムラグが出てしまってはその意味がなくなる。

しかしまあ瞬間撮影でなければ使えそうだ。今のところこれに代わるセンサを見つけていないし、当面はこいつを使っての撮影を考えることになりそうだ。


寒いし交通手段はないし調査はないし、しばらくは更新するネタに困りそうです.... 人気ブログランキングへ

自動撮影に挑む その5 オートパワーオフの誤算
23:27 | 機材 | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑

自動撮影に挑む その5 オートパワーオフの誤算

その2で紹介した自動撮影用のストロボ電源。
その後、6V/9Ahのバッテリーで電源を何日ぐらい維持できるかテストをすることにした。
使用するストロボはサンパック製のPZ42X。実際に野外で自動撮影をするときはストロボを少なくとも
2灯使って撮影することを考えているため、同社のスレーブユニットDSU-01を装着。
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PZ42XとDSU-01

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23:04 | 機材 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

自動撮影に挑む その4 シャッタータイムラグ

自分が初めて購入したデジタルカメラはニコンD70s。
2006年5月当時、中古で66,000円だった。
それ以来ずっと、メイン機材として今まで使い続けてきた。
前身のD70は2004年3月に発売されたカメラだから、もう6年近く前のカメラということになる。
D70s
しかし自分としてはまだまだこいつを引退させる気はない。これからは自動撮影用として、働いてもらおうと思っている。しかし一つだけ気になることがある。それがシャッターのタイムラグである。これは風景を撮るような場合はまったく問題ないのだけれど、たとえばリスがジャンプした姿を撮りたい、というような瞬間を切り取る撮影には速い方が良い。そこでニコンの主なカメラのシャッタータイムラグを調べてみる。                           人気ブログランキングへ
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20:38 | 機材 | comments (3) | trackbacks (0) | edit | page top↑