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南ア紀行 その17 アフリカのビッグファイブ

アフリカで、ビッグファイブと呼ばれる5種の動物がいる。
今回の旅行で出会えた、もしくは撮影できたのはそのうちの3種。

アフリカゾウ
ビッグファイブ-ゾウ

サイ
ビッグファイブ-サイ

ライオン
ビッグファイブ-ライオン

これにバッファローとヒョウを加えて、ビッグファイブ。
これは単純に大きさだけなく、ハンティングのお話。
危険な種であるために仕留めるのが困難で、故に価値が高いとされた種である。いまでは観光のシンボルのように扱われ、紙幣にも印刷されるほどだけど、実は暗い歴史に由来しているのだった。

南アフリカ共和国は自然が少ない。国立公園や野生動物保護区以外で、これらの動物を見ることはまずない。今回行ったヨハネスブルグ周辺では、公園内でもゾウとサイ以外のビッグファイブに会うことはなかなか難しいと思うし、ヒョウやチーターは絶望的と言っていい。もし存分に動物を見たいのなら、クルーガー国立公園に行くことをオススメする。最低でも2泊3日のキャンプサファリになるが、ポテンシャルは高い。ボブはボランティアの前にここへ寄っていて、ヒョウを撮影しているので間違いない。次はここかな、と思っている。あ、でもまたアフリカ行くならセレンゲティに行ってみたいかな。


これにて南アフリカ紀行は終了です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
親切なボランティアのメンバー、受け入れてくれた研究者チームとスタッフにお礼を申し上げます。

そしてなにより、この旅行の企画から通訳、撮影の補助までしてくれたM氏に心から感謝しています。ありがとうございました。
ホロホロチョウの羽根
↑ホロホロチョウの羽根

次回からは道端の草やイモムシを紹介するような、いつもの雑想記に戻ります。 人気ブログランキングへ
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23:59 | 南アフリカ遠征記 | comments (8) | trackbacks (0) | edit | page top↑

南ア紀行 その16 アンテロープについて

肉食獣の獲物の代表格みたいなイメージのインパラ。
これ、何の仲間だと思われるだろう?
インパラはシカ科?

これはどうだろうか、大移動で有名なヌー。
ヌーはウシ科?
私には前者はシカ、後者はウシの仲間に見える。

正解を明かすと、どちらも「アンテロープ」である(レイヨウともいう)。
アンテロープとは、ウシ科の中でウシ族とヤギ亜科を除いた残りを指す。
よって、ヌーがウシの仲間というのは間違いではない。
シカ科についてはアフリカ大陸にはほとんどいなくて、北部に一種いるだけなのだそうだ。

アフリカでは、シカやウシに見える草食動物は、ほぼ全てアンテロープといっていい。例外は上述したシカ科の一種とバッファロー(アフリカスイギュウ)ぐらい。バッファローはウシ科ウシ族なのでアンテロープではない。

シカ科とウシ科の違いは色々あるが、何といってもツノが違う。
  ツノの表3

日本でシカのツノを拾ったことがある人はいるが、カモシカのツノを拾ったという人はまずいないはず。カモシカのツノは生え変わらないから抜けることもなく、拾うなら基本的には頭蓋骨ごとということになる。ちなみにカモシカはヤギ亜科なので、アンテロープではないのだ。

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23:49 | 南アフリカ遠征記 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

南ア紀行 その15 サファリツアー

朝6時から、ツアーで再びピラネスバーグへ向かう。
案内してくれるのはアダム、50歳ぐらいの穏やかな男性。

サントンからピラネスバーグまで、車で片道2時間。
道中、ピラネスバーグでヒョウを見たことある?と聞いてみた。
あるよ、とアダム。

「11年この仕事をしてるけど、あそこでヒョウを見たのは2度だ。」

やっぱりダメだ。チーターといいヒョウといい、今回はビッグキャットは無理。
せめてバッファローでも見れないかなあ。
公園に着くと、管理棟の目の前でシママングース(Mungos mungo)がお出迎え。
シママングース

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09:40 | 南アフリカ遠征記 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

南ア紀行 その14 12日目

ついにプロジェクトの最終日を迎えた。
講義室に集まってスライドショーが行われ、みんなの写真のベストショットを見たり、今回のプロジェクトの総まとめをした。

自動撮影で撮られた写真の一部をもらうことができたので紹介しておく。
夜間はストロボを使わず、赤外線での撮影に切り替わるようだ。

まず1ヶ所目。
今回の主役、カッショクハイエナ。
自動-カッショクハイエナ

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23:07 | 南アフリカ遠征記 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

南ア紀行 その13 11日目

2/13、午前中は密猟防止の調査でマンクウィを歩く。
あらためて見ると、アフリカの大地は実に糞だらけである。
ウンコの大地
フン虫をじっくり探したら、きっと楽しいに違いない。

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00:08 | 南アフリカ遠征記 | comments (3) | trackbacks (0) | edit | page top↑

南ア紀行 その12 10日目

2/12、起き抜けからキャシーに呼ばれ、カメラを持って彼女のテントへ。
変な虫がいる、という。どうやら蛾の幼虫だ。
寄生されたガの幼虫
ははあ、寄生蜂か何かにやられたんだな。
意外と元気で歩きまわっていた。

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23:59 | 南アフリカ遠征記 | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

南ア紀行 その11 9日目

2/11、午前中から地元の中高生20人と先生2人が来訪。
自然や野生動物の大切さを、子どもたちに学んでもらうための授業を行う。

自己紹介してからゲームドライブへ。
子どもたちはたいへん目が良く、次々と動物を見つける。
ボランティアの双眼鏡を貸してあげることになったので、私の双眼鏡と一眼レフも渡すと、喜んで使っていた。マンゴーをムシャムシャ食べ、果汁だらけの手でカメラに触るけど気にしないことにする。
一眼レフを使う少女
〈撮影:M氏〉

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22:48 | 南アフリカ遠征記 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

追記 → 南ア紀行 8日目

掲載予定だった内容が、一部抜けてしまいました。
青いチョウの写真です。
今さらですが過去記事に追記しましたので、よかったらご覧ください。

記事はこちら → 南ア紀行 その8 6日目  人気ブログランキングへ
22:06 | 南アフリカ遠征記 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

南ア紀行 その10 8日目

2/10、朝シャワーを浴びて部屋に戻ると、M氏が「ゴミが歩いてる」と言う。
なんのこっちゃいと思いながら見ると、テントの床を確かにゴミが歩いている。
アフリカのゴミムシダマシの一種1
どうやらゴミムシダマシの仲間のようだ。
背中から粘着性のある物質が出てて、それでゴミをくっつけてカムフラージュしているのだろう。
アフリカのゴミムシダマシの一種2

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23:59 | 南アフリカ遠征記 | comments (5) | trackbacks (0) | edit | page top↑

南ア紀行 その9 7日目

2/9、午前中は講義。
ドゥーガルおじさんはいよいよ本気で我々を殺す気らしく、3時間半ぶっつづけでのお話。
なぜイギリスの研究者はこんなに話が長いのか?
尻を手術したばかりのビッキーは、途中から立ち上がって聞いている。

午後からはピラネスバーグへ。まずは楽しいゲームドライブだ。
セグロジャッカルが縄張りの管理をしている。
セグロジャッカルの臭いづけ

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00:30 | 南アフリカ遠征記 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑